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【新華社上海8月26日】中国上海市長寧区でこのほど、同市初の人工知能(AI)を活用した住民向け食堂が登場した。食堂の面積は約133平方メートル、セルフサービスコーナー、無人麺類コーナー、セルフレジコーナー、スマート小吃(軽食)販売機など6つのコーナーから成り、大量の注文にも対応する。
セルフサービスコーナーでは、千種類以上の料理が調理できる。スマート調理システムが、その日提供されるメニューに従って必要な食材を自動で判別し調理する。一度に100品の料理を提供できるという。
各種麺類を提供する無人麺類コーナーでは、客が碗を所定の場所に置くと、ロボットアームが注文を「察知」、自動で麺打ち機から麺を取ってゆで麺機で調理し、完成までわずか1~2分。10種類以上のトッピング用具材も用意されている。
食堂の外に設置された軽食販売機は24時間利用可能。2次元バーコードを読み取って注文すると、その場で調理したものをすぐに受け取ることができる。
支払いはセルフレジコーナーで行う。料理を乗せたトレーをスマートレジカウンターに置くだけで、AIが料理を自動で認識し、料金を計算する。音声認識や生体認証、カード、バーコード読み取りなど、さまざまな決済方法が選べる。
健康分析システムも搭載されており、客が事前に入力した各種身体データや食習慣に基づいて、おすすめ品や健康メニューを紹介することも可能という。(記者/黄安琪)
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