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バイトダンス傘下でショート動画配信アプリ「抖音(海外版は「TikTok」)」が11月11日、テンセントのプラットフォームで作成されたコンテンツを抖音のオープンプラットフォームに接続したいとの申し出ががあり、これを受け入れると発表した。
テンセントによると、抖音のコンテンツエコシステムを補完するため、テンセントが著作権を所有する人気映画やテレビ番組のクリップ動画を抖音に提供することを申し出たとのこと。
抖音は「双方のユーザーがよりスムーズに情報を共有できるよう、微信(WeChat)のオープンプラットフォームに対して、抖音と「西瓜視頻(Xigua Video)」の共有・ログイン機能を復活させるようこれまで何度も申し入れてきた。今回のテンセントの申請に対し、当社は既にメールで回答した。双方のエンジニアが、詳細を早急に詰めてくれるだろう」と述べた。
テンセントはこれまで抖音を含めたバイトダンスの製品に対し複数の訴訟を起こしてきた。テンセントゲームズのゲームをモチーフにして制作され、バイトダンスのアプリに投稿された「ゲーム動画(一般ユーザーが制作したコンテンツ)」を削除するよう求めたのだ。この件について、現地裁判所では昨年11月に「当該ゲーム動画の著作権はテンセントに帰属する」との判決が出ており、バイトダンス側に賠償命令が出ている。
しかし、バイトダンス側も黙ってはいない。中国当局が最近になってITジャイアントに対して独禁法違反を指摘していることを引き合いに出し、バイトダンス傘下の事業がWeChatによって締め付けにあっていると訴えた。
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