苦難、そして転換。漢字2文字で振り返る2021年の中国経済

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2021年が間もなく終わろうとしている。36Krでは中国ビジネス界をめぐるこの1年を、熟語2文字で振り返った。

苦難

企業にとって生存がより難しくなった1年だった。コロナ禍の影響だけでなく、電子機器や日用消費財、アパレル、食品などの業界で供給ショックが広がり、中国では生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)を大きく上回るペースで上昇した。つまり、原材料費が高騰したことで企業の製造コストもはね上がり、利益が縮小した。

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震動

Eコマース大手アリババグループは年初から現在までに40%、新興Eコマース拼多多(Pinduoduo)は60%、インターネット大手テンセントは20%株価を下げた。経済環境、規制、国際関係の三方から挟み撃ちに遭い、中国が過去20年の成長で最強の武器にしてきた「インターネット」業界は徐々に成長が鈍化している。

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また、TikTokを運営するバイトダンス(字節跳動)の張一鳴氏、TikTokのライバル快手(Kuaishou)の宿華氏など、IT企業のCEOが申し合わせたかのように相次ぎ退任した。

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転換

中国国内は人口ボーナス期が終わり、ビジネスモデルの革新も勢いを失い、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が政府工作報告で初めて「カーボンニュートラル」「カーボンピークアウト」に言及した。海外からの技術的排除は相変わらず厳しい。政策から産業に至るまで、中国ビジネスのエンジンは着実に「技術力」へと移り変わっている。半導体、航空宇宙、新エネルギー、スマートマニュファクチャリング……ベンチャー業界と投資業界では、次世代へつながる中核技術がますます注目を浴びそうだ。

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希望

「メイド・イン・チャイナ」「世界の工場」と言われ、中国が量で勝負するだけの時代は過ぎ去った。海外へ飛び出し、世界のトップ企業に挑戦する中国企業を支えるのは、新世代の起業家と若者が抱く強い自信だ。この自信を礎に、気骨あるコンシューマーブランドが誕生し、活力や想像力に富むカルチャーが誕生した。

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(翻訳・愛玉)

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