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【新華社北京2月15日】中国で医療業界におけるインターネットの応用が進んでいる。新型コロナウイルス感染症の流行は中国インターネット医療業界の急速な発展を促した。中国国家衛生健康委員会計画情報司の統計によると、新型コロナの発生後、同委員会管轄病院のオンライン診療の受診者数は2019年の18倍に増え、一部の第三者インターネットプラットフォームでもオンライン診療・相談件数が20倍以上に増加した。
国務院はこのほど、「第14次5カ年規画(十四五、2021~25年)期間のデジタル経済発展計画に関する通知」を出し、インターネット病院(オンライン診療を行う病院)の発展を加速させ、健康相談、オンライン問診、遠隔診療などのインターネット医療サービスの普及を進め、スマート設備に基づく在宅健康モニタリング、慢性病管理、高齢者ケアなどの新モデルの標準化・普及に取り組むことを打ち出した。
医療業界のインターネット化はすでに大きな流れとなっている。米調査会社フロスト&サリバンの報告書によると、中国のオンライン問診が問診数全体に占める割合は19年の6%から24年には42%、30年には68.5%に急拡大する見込み。オンライン問診の市場規模も19年の90億元(1元=約18円)から24年には1550億元、30年には4070億元へと大幅に拡大するとみられる。
国家遠隔医療・インターネット医学センターと健康界研究院が共同で発表した「2021中国インターネット病院発展報告」によると、20年に中国で開設されたインターネット病院は1004社で前年の197社から5倍以上増加した。うち公立病院が立ち上げたインターネット病院は7割近くを占めた。
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