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中国ネット大手テンセント(騰訊控股)の音楽配信子会社テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ は3月22日、2021年第4四半期(10~12月)および通期の決算を発表した。第4四半期の売上高は76億1000万元(約1440億円)で、ほぼ市場の予想通り。通期の売上高は前年比7.2%増の312億4000万元(約5940億円)だった。
テンセント・ミュージックの主力事業は音楽配信サービスとソーシャル・エンターテインメント・サービスの2部門。21年第4四半期の音楽配信サービス事業の売上高は前年同期から4.3%増加した。とくにサブスクリプション収入が前年同期比23.5%増と大きく伸び、19億5000万元(約370億円)となった。通期では前年比 22.7%増で、うちサブスクリプション収入は前年比 31.9% 増の73億3000万元(約1390億円)だった。ソーシャル・エンターテインメント・サービス事業およびその他事業は、第4四半期の売上高が47億3000万元(約900億円)、通期では197億8000万元(約3750億円)だった。
収益だけでなく、加入者数も順調に伸びている。21年第4四半期の音楽配信有料会員数は、前の期から500万人増えて前年同期比36.1%増の7620万人となり、過去最高を記録。有料会員率は12.4%に達し、前年同期の9.0%、21年第3四半期の11.2%を上回った。
決算報告書には「規制の内容が刻々と変化する中、株主により高い流動性とより多くの保護を提供するため、テンセント・ミュージックは規制当局の承認を得て、イントロダクション方式で香港証券取引所メインボードへのセカンダリー上場を計画する」と記載されている。
(36Kr Japan編集部)
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