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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は3月29日、2021年通期の決算を発表した。売上高は前年比38.02%増の2161億4200万元(約4兆1500億円)、純利益は28.1%減の30億4500万元(約580億円)、営業活動による純キャッシュフローは44.22%増の654億6700万元(1兆2500億円)だった。年間販売台数は218.3%増で60万台を突破し、9年連続で中国国内EV販売台数1位を達成した。
自動車関連の調査会社「広州威爾森信息科技(WAYS)」のデータによると、BYDの乗用車は平均価格が15万元(約280万円)を超えている。BYDは年内にも、販売価格が50万〜100万元(約950万円~1900万円)またはそれ以上の高級ブランドを立ち上げ、ハイエンド市場を開拓していく方針だという。
自動車業界はここ数年、原材料価格の高騰に加え、新型コロナウイルスの世界的流行による影響もあり、苦戦を強いられている。一方、BYDはバッテリーやモーター、電気制御、チップなどEVのコア技術を完備する世界唯一のEVメーカーであることを強みに、業績を伸ばしている。
(36Kr Japan編集部)
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