中国mRNA医薬品「深信生物」、シリーズBで約150億円を調達

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中国mRNA医薬品「深信生物」、シリーズBで約150億円を調達

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メッセンジャーRNA(mRNA)医薬品と脂質ナノ粒子(LNP)キャリアー技術を開発する 「深信生物(INNORNA)」が、シリーズBで1億2000万ドル(約150億円)を調達した。出資者はは「鼎暉投資(CDH Investments)」と「華翊資本(HHF Capital)」傘下の「華興医療産業基金」。

2019年11月に設立された深信生物は、mRNA技術とLNPキャリアー技術をベースに、予防・治療を目的とした新型ワクチンや医薬品の開発を行うプラットフォーム型企業。すでにmRNAやLNP技術に関する多くの特許を出願している。また、複数のパイプライン(医療用医薬品候補化合物、新薬候補)を有しており、うち一部は間もなく非臨床試験を完了する。

李林鮮創業者兼CEOは、マサチューセッツ工科大学のロバート・ランガー(Robert Langer)教授に師事し、博士号を取得している。同教授はmRNA研究の世界的権威で、米バイオ製薬モデルナの共同創業者としても知られる。

深信生物では、約200人の従業員が研究開発およびCMC(開発・製造・品質管理)に携わっている。米ファイザーや英グラクソ・スミスクライン、ブリストル・マイヤーズ スクイブなど世界的な製薬会社で経験を積んだ幹部も複数在籍している。同社の研究開発ラボは4500平方メートル、パイロットプラントは2500平方メートルの広さがある。

(36Kr Japan編集部)

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