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越境EC(電子商取引)物流サービスの「無憂達(51 Delivery)」が、シリーズAで数億元(数十億円)を調達した。出資者は「eWTP科技創新基金(eWTP Technology Innovation Fund)」。
無憂達は2016年に設立され、本社を浙江省寧波市、支社を上海市や広東省深圳市などに置くほか、米国本部をロサンゼルス市内に構える。発送地からターミナルまでとターミナルから届け先までの貨物輸送、海外倉庫の運営、貨物の転送および「フルフィルメントby Amazon(FBA)」サービスなどを手掛ける。傘下にはEC物流サービスの「網優達海運」、EC企業「杭州貝殻跨境電子商務」、スマート運送機器メーカー「深圳市羅賓漢智能装備」などを抱える。
国連貿易開発会議(UNCTAD)の統計によると、中国は18年、BtoCの越境ECによる輸出額で世界1位となった。中国の製造力やイノベーション力が向上するのに伴い、高単価商品や大型商品の輸出が急速に増加していることを受け、無憂達は中・大型商品向けの海外倉庫サービスに重点を置いている。すでに米国やカナダ、英国、ドイツなどで物流・倉庫・配送の基盤を構築し、越境EC企業2000社以上にサービスを提供している。
(36Kr Japan編集部)
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