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米アップルは4月14日、サプライヤーのクリーン電力使用量が昨年1年間で倍増したと発表した。中国では、サプライヤーのクリーンエネルギー移行を促進する「サプライヤー・クリーンエネルギー・プログラム」に参加する企業の数が約75%増加し、55社に達した。中国に本社を置くほぼ全てのサプライヤーがアップル製品の製造を全てクリーンエネルギーでまかなうと約束したことになる。
FPC(フレキシブルプリント回路基板)メーカー「MFLEX」の江蘇省工場や、高級紙パッケージメーカー「裕同包装(Yuto Packaging)」が広東省、河南省、江蘇省などに構える製造拠点では、太陽光発電設備を増設したという。アップルとサプライヤーは、再生可能エネルギーの利用促進のために設立したファンドを通じ、これまでに465メガワット(MW)のクリーンエネルギーに共同投資している。
アップルは2020年、自社製品の生産や使用を通じて排出する二酸化炭素(CO2)を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を30年までに達成する目標を発表した。米カリフォルニア州にある同社本社と世界各地のデータセンターで使用される全ての電力が再生可能エネルギーでまかなわれている。また、中国の6つの省で計485MWの風力エネルギーおよび太陽エネルギープロジェクトを建設している。
(36Kr Japan編集部)
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