タオバオとTモール、コーヒー専門店支援プロジェクトをスタート

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タオバオとTモール、コーヒー専門店支援プロジェクトをスタート

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アリババ集団傘下の電子商取引(EC)プラットフォーム、 淘宝網(タオバオ)と天猫(Tモール)がこのほど、「2022年コーヒー専門店支援プロジェクト」を発表した。1年以内にコーヒー専門店50社以上を売上高1000万元(約2億円)規模のブランドに育てる計画。

支援の対象となるのは、すでにオフラインでカフェや焙煎工房、コーヒーの輸入を手掛ける事業者など、淘宝網と天猫にコーヒー専門店を新規出店する事業者9万社。サービスツールを利用すれば3時間で出店手続きが完了し、淘宝網や天猫による店舗運営基礎講座も受講できる。

中国にコーヒー文化が浸透し、コーヒー需要が高まる中、天猫はリキッドコーヒーの可能性に着目。2019年6月にはリキッドコーヒーを単独カテゴリーとして掲載、販売を開始した。当時はリキッドコーヒーを日本から輸入していたため、コールドチェーン輸送のコストがかさんでいた。そこで、天猫はコーヒー販売業者と共同で中国初のリキッドコーヒー工場を開設、21年前半には操業を開始した。

淘宝網と天猫でのリキッドコーヒーの21年売上高は、19年の17倍に当たる数億元(数十億円)となり、両プラットフォームのコーヒー関連カテゴリー2位に躍り出た。数年後には100億元(約2000億円)規模に成長すると予測されている。

過熱化するコーヒー業界競争、スターバックスが中国の市場予測を下方修正

(36Kr Japan編集部)

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