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上海証券取引所はこのほど、農業用ドローン大手「極飛科技(XAG)」が申請していた「科創板(スターマーケット)」への新規株式公開(IPO)について、申請者による申請撤回または推薦人による推薦撤回があったことを理由に審査を中止した。同取引所が公開した情報で明らかになった。
極飛科技は2014年9月以降、6回の資金調達を完了している。出資者には、高瓴創投(GL Ventures)、百度資本(Baidu Capital)、創新工場(Sinovation Ventures)、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)などの有名投資機関が並ぶ。
しかし、極飛科技の売上高はここ数年、継続的に増加しているものの、親会社株主に帰属する純損失の拡大も続いている。 同社は今後2年程度で損益分岐点に到達するとの見通しを示しているが、一筋縄ではいかないとみられる。
同社の主力事業である農業用ドローン事業は、世界最大手の「DJI(大疆創新)」と競合する。新規事業は成長段階にあり、売上高も小さい。こうした状況で、極飛科技が短期間でIPO計画を再開できるかは不透明だ。
(36Kr Japan編集部)
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