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中国IT大手テンセント(騰訊控股)は5月19日、プラットフォーム・コンテンツ事業群(PCG)傘下のオンラインビデオ事業部(OVBU)について、同事業部のスポーツ事業に関する組織再編を実施し、バスケットボール事業グループ、サッカー事業グループ、総合大型プロジェクト事業グループなど6事業グループを廃止すると発表した。100人以上が解雇の対象となる可能性がある。
スポーツ配信を提供する「テンセント・スポーツ(騰訊体育)」もPCG傘下のOVBUに属している。3月には、複数の関係者が「2021年末から複数の事業群で人員削減が進められている。とくにPCGとクラウド・スマート産業事業群(CSIG)で多くの人員が削減されている」と明らかにしていた。
テンセントは現在、業績低迷期に入っており、コスト削減の必要性が高まっている。同社は今回の組織再編に関する発表に先立つ5月18日、22年第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期からほぼ横ばいの1354億7000万元(約2兆5700億円)、株主に帰属する純利益はNon-IFRS(非国際財務報告基準)で23%減の255億5000万元(約4800億円)。3四半期連続の減益となった。
(36Kr Japan編集部)
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