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中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)が5月26日、2022年1~3月期の決算を発表した。 売上高は前年同期比1%増の284億1100万元(約5400億円)となった。同社に帰属する純損益は8億8500万元(約160億円)の赤字。前年同期は256億5300万元(約4800億円)の黒字だった。非GAAPベースでの純損益は38億7900万元(約730億円)の黒字。前年同期は42億9700万元(約810億円)の黒字だった。
中核事業の売上高は4%増の214億元(約4000億円)。うち、オンラインマーケティング事業は4%減の157億元(約3000億円)だった。一方、非オンラインマーケティング事業は、クラウド事業やAI事業が好調だったため、35%増の57億元(約1000億円)となった。動画配信プラットフォーム「愛奇芸(iQiyi)」は9%減の73億元(約1300億円)だった。
バイドゥは現在、第2の成長曲線を描いている。けん引しているのはクラウド事業とAI事業だ。「百度智能雲( バイドゥ・スマートクラウド)」は現在、製造業や水道事業、エネルギー事業、金融業、行政事務などの分野で活用されている。スマート交通ソリューション「ACE」は22年第1四半期末時点で41都市が導入。同社のロボタクシーはすでに、北京市内で運転席無人の状態でのサービスを開始している。
スマートスピーカーの「小度(Xiaodu)」は、21年の中国スマートスピーカー出荷台数ランキングで1位となった。
(36Kr Japan編集部)
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