成都市、6割以上のバス・タクシーを新エネ化へ 25年までに

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成都市、6割以上のバス・タクシーを新エネ化へ 25年までに

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【新華社成都7月3日】中国四川省成都市の交通運輸局は6月29日、同市がこのほど発表した「成都市第14次5カ年規画総合交通運輸・物流発展計画(以下、計画)」に基づき、2025年までに市内の路線バスとタクシーを全面的に新エネルギー車(純電気自動車または水素自動車)にする方針を示した。

計画は、今後5年間で成都市に低炭素で環境に配慮した交通運輸体系を確立する方針を明確に示している。具体的には、中心市街地の原動機付き移動手段に占める公共交通の割合を2025年に60%、公共交通に占める軌道交通の割合を65%にするほか、グリーン(環境配慮型)交通手段の割合を70%以上に引き上げる。また、都心部での平均通勤時間を35分前後に引き下げる。

同市には現在、路線バス用充電ステーションが80カ所以上、充電設備が370基以上あり、累計充電回数は1460万回余り、充電量は4億キロワット時を超える。新エネルギーバス4800台余りの充電需要を満たし、二酸化炭素(CO2)排出量43万トン余りを削減した。今年上半期(1~6月)に新規投入された新エネバスは800台で、下半期にはさらに2千台余り投入するとしている。

交通運輸局の関係部門責任者によると、同市でこのところ新規投入された新エネバスには、リン酸鉄リチウムイオン電池が搭載されており、夜間に集中充電することで車両の正常な走行を保障している。また、既存充電ステーションの設備拡充や公共充電ステーションの設備改修、複数の新エネルギー企業との提携による充電ステーションの新設などの措置を通じ、今年末までに充電サービス能力がバスの新規投入による充電需要増加に追いつくよう取り組んでいる。(記者/袁秋岳)

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