生活関連サービス「美団」、22年4~6月売上高前年同期比16.4%増の1兆円超 即時配送は41億件に

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生活関連サービス大手の「美団(Meituan)」が8月26日、2022年4~6月期決算を発表した。当期は新型コロナウイルス流行の影響を受けたものの、6月以降はフードデリバリーの注文が大幅に回復したほか、新規事業が爆発的に伸びた。売上高は前年同期比16.4%増の509億元(約1兆200億円)となり、市場予想の485億9000万元(約9700億円)を上回った。

営業損失は前年同期比84.8%減の4億9000万元(約98億円)に縮小した。調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は前年同期の12億3900万元(約250億円)の赤字から38億200万元(約760億円)の黒字に、調整後利益も22億1700万元(約440億円)の赤字から20億5700万元(約400億円)の黒字に転じた。

同社は当期、事業部門の分類を変更した。既存事業の飲食、フードデリバリー、ホテル・旅行、即時配送サービス「美団閃購(Meituan Instashopping)」、民宿および交通チケットの各事業は、中心事業として「中核生活関連サービス事業部門」に組み込まれた。新規事業の住宅地向け共同購入サービス「美団優選(Meituan Select)」や生鮮食品に特化した即時配送サービス「美団買菜(Meituan Grocery)」、飲食店向け卸売サービス「快驢」、オンライン配車予約、シェアサイクル、充電サービス、飲食店管理システムなどの新規事業は「新事業部門」に統合された。

中核生活関連サービス事業部門の売上高は前年同期比9.15%増の367億7900万元(約7400億円)で、全体の72.2%を占めた。

このほか、フードデリバリーと美団閃購の取引件数を統合した「即時配送取引件数」は、前年同期比7.6%増の41億200万件だった。

出前アプリの美団、ECを強化。直営、グローバル拡張しアリババ追う

(36Kr Japan編集部)

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