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中国の大手雑貨チェーン「名創優品(MINISO、メイソウ)」が8月25日、2022年の4〜6月期決算および通期決算を発表した。(同社の会計年度は7月から翌年6月まで)
4〜6月期の売上高は前年同期比6%減の23億2000万元(約460億円)とやや落ち込んだが、純利益は87.5%増の2億850万元(約40億円)と増加した。コスト削減と海外事業の力強い成長が要因となった。海外事業の売上高は前年同期比49%増の7億9000万元(約160億円)となり、全体の34%を占めた。
通期の売上高は前年比11.2%増の100億9000万元(約2010億円)で、うち中国国内での売上高が74億4000万元(約1480億円)、海外売上高が26億5000万元(約530億円)だった。
同社はこの1年間で450店を新設し、全店舗数を5199店とした。内訳は、中国国内が3226店、海外が1973店となっている。
決算発表で目覚ましい業績を示した直後、同社の株価は急上昇した。しかし、米国上場を果たした2020年当時には及ばず、ピーク時の8割程度にとどまった。
同社は22年8月、日本ブランドを装っているとして大きな批判を浴びた。同月18日には謝罪声明を出し、23年3月31日までに全店を対象とする「脱日本化」改革を完了させる方針を示していた。
創業者の葉国富氏は決算発表会で、代理店への管理強化に加え、中国文化の要素を明確に示す商品の輸出など、具体的な改革案を明らかにした。
(36Kr Japan編集部)
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