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中国スポーツ用品大手「安踏体育用品(ANTA Sports Products)」が、2022年1〜6月の売上高で米ナイキの中国法人を抜き、中国市場のトップに躍り出た。設立31年目の快挙だった。
22年1〜6月期の売上高は前年同期比13.8%増の259億6500万元(約5190億円)。ナイキ中国法人の1.1倍、中国「李寧(Li-Ning)」の2.1倍、独アディダスの2.13倍だった。
ANTAの丁世忠・最高経営責任者(CEO)は21年に開いた戦略会議で、「25年までに中国市場でシェア1位を目指す」としていたが、予定よりも3年早い目標達成となった。
中国メーカー2位の李寧と3位の「特歩(Xtep)」がこのほど発表した22年1〜6月期決算も好調だった。李寧は増収増益で、売上高は前年同期比21.7%増の124億900万元(約2480億円)となった。特歩の売上高は37.5%増の56億8400万元(約1130億円)となり、中国メーカー上位3社の中で最大の伸びを示した。
中国勢が好調さを示す一方、かつて中国市場を席巻していた大手2社、ナイキは3四半期連続で、アディダスは5四半期連続で売上高が減少している。
(36Kr Japan編集部)
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