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香港証券取引所は8月30日、ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが同月24日、保有する中国電気自動車(EV)大手「比亜迪(BYD)」株のうち133万株を売却したと発表した。1株あたりの平均売却価格277.1016香港ドル(約5000円)で計算すると、約3億6900万香港ドル(約66億円)を現金化したことになる。バフェット氏がBYD株を取得してからの14年間で、売却したのは今回が初めて。
BYDは8月31日、メディアに対し「行き過ぎた解釈は控えてほしい。事業はすべて通常通りだ」とのコメントを出した。しかし、今回の売却が影響し、同社の株価は下落している。
2008年9月、バフェット氏は中国の新エネルギー車市場が持つ潜在性を評価し、BYDの株式2億2500万株を1株8香港ドル(約140円)で引き受けた。割当後の持ち株比率は約10%となり、総額は約18億香港ドル(約321億円)に上った。
BYD株の8月30日終値は263香港ドル(約4700円)だった。バフェット氏が保有するBYD株の1株あたりの価格は、配当分を抜いても取得した当時の約31倍、総額は600億香港ドル(約1兆718億円)近くとなっていた。
(36Kr Japan編集部)
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