ハイアールなどの中国家電企業、欧州市場開拓に意気込む

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ハイアールなどの中国家電企業、欧州市場開拓に意気込む

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【新華社ベルリン9月13日】欧州最大の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス展」(IFA2022)はこのほど、ドイツ・ベルリンで開催された。出展した中国企業は取材に応じ、欧州家電市場の開拓に自信があり、最新技術を搭載した家電を今後も投入し、中国ブランドの知名度とシェアを引き続き拡大していくと述べた。

IFAは国際家電分野の重要な見本市であり、家電業界の動向を捉える機会と見なされている。

新型コロナウイルスやインフレなどの課題に直面する中、中国家電大手の海爾集団(ハイアール)は依然として欧州市場で成長を保っている。見本市には傘下の複数ブランドが出展し、中でも23年に発売予定の各種新製品を重点的に紹介した。

ハイアール・ヨーロッパの最高経営責任者(CEO)、ヤニック・フィーリング(Yannick Fierling)氏は、同社の欧州市場シェアが現在8.1%で4位となり、26年までにトップ3入りを目指すと語った。

欧州は最近、エネルギー危機が発生しており、中国の家電メーカーも積極的に対応している。同氏によると、ハイアールは電力企業と連携し、製品とスマートグリッド(次世代送電網)をつなげ、消費者が電力料金の安い時間帯に洗濯機などの家電を使えるようにし、料金の節約をサポートする。

TCL科技集団欧州業務センターの張勝洋(ちょう・しょうよう)総経理は今後の経営方針について、ブランドイメージ向上と製品ラインナップの改善によって、ミドルレンジとハイエンド市場への進出を図ると話した。

同社の市場マーケティング担当者は80%が現地従業員。現地化されたマーケティングネットワークの構築を通じ、欧州の市場環境に一段と適応することを狙っている。

張氏はまた、現地化が国際化の基本であり、企業が現地市場に溶け込んでこそ、リスクを回避したり強みを生かしたりできるとの見方を示した。

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