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コンピュータービジョンによる行動分析を手がける「視在科技(Secusoft)」が、シリーズA+で「銀杏谷資本(YINXINGGU CAPITAL)」から4500万元(約7億3000万円)を調達したことがわかった。調達資金は、AIを用いた映像管理サービスの技術開発や市場開拓に用いられる。
同社は従来型のカメラにAIやビッグデータを利用した情報解析技術、アルゴリズム技術を搭載し、データモデリング技術を駆使して、撮影した映像から不要なデータや重複したデータを除去、必要なデータだけを抽出する。その後、バックヤードで分析されたデータを可視化する。
こうした製品は、都市空間や企業内部で活用される。人の行動や緊急事態の発生、リスク情報などを管理者に逐次フィードバックし、都市や企業の規律や運営効率を高め、事故などを回避することができるのだ。
具体的には、都市管理システムや建設現場、物流現場、大型スーパー、飲食店などに活用されている。中でも、都市管理システムについては、AIによる動態分析システムソフトウェア「城視」を自社開発し、映像のインジェスト・処理・分析・保守運用などを行う。現在、アリババクラウド(阿里雲)の「ETシティブレイン」や杭州市都市間鉄道など、官民20以上のプロジェクトに技術提供を行っている。
同社は2017年11月、シリーズAで「博石資産管理(Bestone Asset Management)」から1500万元(約2億4000万円)を調達している。今後3年で100万社以上のクライアントに1000万台のカメラを導入する計画だ。年内には契約額1億元(約16億円)を目指す。また、2022年までに、全事業合わせて6億元(約97億円)の成約を目標としている。
(翻訳・愛玉)
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