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中国の大手クラウドベンダーが海外での事業展開を加速している。アリババクラウドとファーウェイクラウドは2022年9月、いずれもタイ・バンコクで東南アジア市場への参入計画を発表した。
ファーウェイクラウドの張平安CEOは、近くインドネシアでサービス提供を開始すると発表し、「Go Cloud、Go Global」(クラウドで、グローバルへ)と題したエコシステムを構築する計画を明らかにした。東南アジアでパートナーエコシステムと人材エコシステムを開拓し、現地の政府や企業と連携してデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する計画だという。
アリババクラウドは、今後3年間で70億元(約1400億円)を投じ、海外向けにローカライズしたエコシステムを構築するとともに、マレーシアのクアラルンプールなど世界6カ所にサービスセンターを新設すると発表した。
シンガポールの市場調査会社「Twimbit」が21年9月に発表したデータによると、アリババクラウドは東南アジアのIaaS型パブリッククラウド市場で7%のシェアを獲得し、4位にランクインしている。一方、ファーウェイクラウドはタイなど個別の市場で優位に立ったものの、ランキング上位には入らなかった。
米調査会社「ガートナー(Gartner)」が22年6月に発表したデータによると、ファーウェイクラウドは21年のタイのIaaS型パブリッククラウド市場でシェア29.4%を獲得している。
(36Kr Japan編集部)
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