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中国のスマートフォン・IoT機器大手シャオミ(小米科技)の創業者で最高経営責任者(CEO)の雷軍氏が10月19日、ツイッターで電気自動車(EV)産業に対する見解を発表した。同氏は、EV産業が成熟すれば、上位5社が世界シェアの8割以上を占めるとの見通しを示した上で、「言い換えれば、我々が成功するには上位5社に入り、年間1000万台以上を出荷するしかない。 競争は過酷なものになるだろう」と述べた。
雷氏はさらに、シャオミがEV市場に参入する前に綿密な調査を行い、EV業界に対する見識を深めたことに言及した上で、自動車産業の本質は機械から家庭用電化製品へと変化し、市場シェアはトップ企業に極端に集中することになるとの見方を示した。
年間1000万台出荷という目標を達成するのは、決して簡単なことではない。 全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)の調べによると、2022年1〜9月の中国の乗用車販売台数は前年同期比2.4%増の1487万5000台で、うちEVを含む新エネルギー車は113.2%増の387万7000台だった。
雷氏が21年3月末に「私の人生のすべての成果と名誉を賭け、シャオミの自動車事業のために戦う」と宣言してから1年半が経過した。
雷氏はこのほど、自動運転事業の進捗状況についても明らかにした。すでに自動運転に携わるスタッフは500人を超え、研究開発費として33億元(約660億円)が計上されている。第1段階として、テスト車両140台を用いて中国各地で試験走行を実施し、24年までに自動運転でトップクラス入りを目指すという。
(36Kr Japan編集部)
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