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中国最大の電子商取引(EC)セール「ダブルイレブン(双11)」が、11月11日の「独身の日」に閉幕した。今回、EC大手のアリババ集団と京東集団(JDドットコム)がいずれも流通取引総額(GMV)を公表しなかったことに注目が集まっている。GMVの非公表は、ダブルイレブンが2008年に始まってからの14年間で初めて。
2022年のダブルイレブンの販売実績について、アリババ傘下のECプラットフォーム「天猫(Tmall)」は「前年と同等の規模だった」とし、 京東集団は「過去最高だった」としただけで、具体的な数字は明らかにしなかった。
21年のダブルイレブンでのGMVは、アリババは5403億元(約10兆6000億円)で、20年の4982億元(約9兆8000億円)から421億元(約8300億円)増加していた。京東集団のGMVは3491億元(約6兆8000億円)を超えていた。
ネット大手「網易(ネットイース)」のポータルサイトに掲載された記事は、中国で長く続いてきたECの急成長時代は終わったとした上で、ダブルイレブンもGMVの増加を目指す方向から現状維持を目指す方向に変化したと結論づけている。
(36Kr Japan編集部)
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