セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団が、シンガポールにグローバル本社を設立しようとしているとの噂が広まり、一時議論を呼んだ。同社は現在、シンガポールで超高層ビルの再開発計画を進めており、これが憶測につながったとみられる。
アリババは2020年、シンガポール中心部の高さ235メートルのオフィスビル「AXA Tower(アクサタワー)」の株式の50%を約84億元(約1600億円)で取得し、地元企業と共同で再開発することとした。再開発後のビルは高さ305メートルとシンガポールで最も高いビルになるという。
アリババの担当者は1月27日、「アリババは杭州で誕生し、杭州で成長してきた。これまでもこれからもグローバル本社は杭州にあり続ける」と噂を真っ向から否定した。同社は再開発事業に参画した当時から、竣工後のビルには傘下のECプラットフォーム「Lazada(ラザダ)」など東南アジア事業のオフィスを入居させるだけだと説明していた。
アリババは16年4月12日、10億ドル(約1300億円)でラザダの株式の51%を取得して経営権を握り、その後も追加出資を続けている。
*2023年1月31日のレート(1元=19.3円、1ドル=約130円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録