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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「理想汽車(Li Auto)」は2月27日、2022年10~12月期および通年の決算を発表した。10~12月期の売上高は前年同期比66.2%増の176億5000万元(約3480億円)、純利益は前年同期が2億9600万元(約58億3000万円)だったのに対し2億6500万元(約52億2000万円)、納車台数は同比31.5%増の4万6319台だった。
22年通年の売上高は前年同期比67.7%増の452億9000万元(約8930億円)、年間納車台数は同比47.2%増の13万3246台だった。一方、純損失は20億3000万元(約380億円)で、赤字幅は前年の3億2000万元(約60億円)から6倍以上拡大した。
売上総利益率については、22年7~9月期には高級多目的スポーツ車(SUV)「理想ONE(Li ONE)」生産終了の影響で12.7%まで下落していたが、10~12月期には20.2%まで回復した。また、通年の売上総利益率は、前年同期の21.3%をやや下回る19.4%となった。
理想汽車は現在、SUVタイプの「L9」「L8」「L7」の3モデルを展開している。L8とL7には「Air」「Pro」「Max」バージョンが設定され、30万~50万元(約590万~990万円)クラスの選択肢を提供している。
理想汽車は上述のような製品展開に基づき、23年1~3月期について高い業績見通しを示した。納車台数は前年同期比64.0~73.4%増の5万2000~5万5000台、売上高は同比82.5~93.0%増の174億5000万~184億5000万元(約3440億~3640億円)になると予想している。
*2023年2月28日のレート(1元=約19.7円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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