【新華社上海3月5日】電動垂直離着陸機（eVTOL）の世界的パイオニア企業である中国の上海峰飛航空科技（オートフライト）はこのほど、同社が開発・製造したeVTOL「盛世竜4号」が1回の充電で250.3キロの飛行に成功したと発表した。

飛行テストは先月23日に山東省済寧市にある同社の済寧試験場で行われた。航続距離が250キロを超えたのは初めてという。盛世竜4号は、純電動で最大離陸重量が2トン。5人乗り仕様で、時速200キロ以上で自立飛行ができる。

eVTOLは飛行場や滑走路などの固定施設を必要とせず、ヘリコプターに比べ、より環境に優しく安全でコストも低い。将来的には都市内や都市間の空中移動に広く利用されることが見込まれる。

オートフライトは2017年の設立で、安全で信頼性の高い空中物流システムと空中立体移動ソリューションの提供に力を入れている。

eVTOLの上海峰飛航空科技、自動操縦有人機の遷移飛行に成功

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