楽天も利用の仏物流スタートアップ「Cubyn」、約20億円を調達 無人倉庫導入で効率向上

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

スタートアップ注目記事

楽天も利用の仏物流スタートアップ「Cubyn」、約20億円を調達 無人倉庫導入で効率向上

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

フランスの物流プラットフォーム「Cubyn」がこのほど、シリーズDで1500万ユーロ(約21億円)を調達した。出資者は仏「Eurazeo」「公的投資銀行(BPI)」「360 Capital」、英「DN Capital」、米「Partech」。

2014年に設立されたCubynはフランス・パリに自営の倉庫と配送センターを構え、電子商取引(EC)企業を対象に倉庫管理や配送などのワンストップサービスを提供する。すでに仏・電子機器中古整備品(リファービッシュ)販売サイト「BackMarket」や日本の楽天など大手通販サイトと提携し、中国のスマホブランド「vivo」「OPPO」などとも取引がある。

配送の際には、自社開発のアルゴリズム「CarrierPredict」により、小包の宛先や重量、輸送会社の実績などのパラメータに基づき、最適な運送会社を選択する。自社運営の倉庫に加え、中国の無人化を推進する物流倉庫「快倉智能(Quicktron)」と提携し、フランスで初めてEC向け自動倉庫を導入、ピッキング効率をさらに向上させた。

Cubynはこれらの手法により、物流速度を業界平均の2.3倍にスピードアップし、さらに小包の定時配送率97.7%を実現した。これは、米アマゾンなど大手物流プラットフォームにひけを取らない数字だ。Cubynは22年、人口約6800万人のフランス市場で、270万件を受注した。

*2023年3月9日のレート(1ユーロ=約145円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

7月1日より、これまで36Kr Japanのメディアで提供していた記事のうち、一部スタートアップ企業に関するニュースについては、有料コンテンツサービス「CONNECTO(コネクト)」の会員限定で提供します(初期段階では無料会員も対象とします)。まだ登録されていない方は、ぜひそちらをご利用ください。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録