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米電気自動車(EV)大手のテスラは4月3日、2023年1〜3月の生産・販売台数を発表した。世界生産台数は44万台余りで、販売台数は前期比4%増の42万2875台と過去最高を記録した。小型車「モデル3」と小型多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」の販売台数は合わせて41万2180台、高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」は1万695台だった。
市場競争の激化や経済見通しの悪化を受け、テスラは23年1月から世界中で最大20%の値下げを実施した。この値下げ戦略が1〜3月の販売台数の増加につながった。テスラの値下げに触発され、中国EV市場では価格競争が巻き起こった。最大手の比亜迪(BYD)や新興メーカーの小鵬汽車(XPeng Motors)など中国EV各社は、需要が低迷する市場でシェアを守ろうと、次々と値下げに乗り出している。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23年1月、外的要因に左右されなければ、23年の年間販売台数が200万台に達する可能性があるとの見通しを示した。
(36Kr Japan編集部)
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