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中国の主要新興電気自動車(EV)メーカーが、2023年3月の販売台数を発表した。各社の1〜3月の累計販売台数も出そろった。新エネ車補助金政策の終了などの影響もあり、前年より販売台数を落とすメーカーが多い中、理想汽車(Li Auto)は販売台数を大きく伸ばして1位の座を守った。2位のNIOも前年より販売台数を伸ばしたが、3位以下のメーカーは依然振るわなかった。
1位:理想汽車
理想汽車(Li Auto)の3月の販売台数は、前年同月比88.7%増の2万823台だった。他を引き離してトップの座を維持した。1〜3月の累計販売台数は前年同期比65.8%増の5万2584台となった。同社初の5人乗りSUV(スポーツ用多目的車)「理想L7」が、3月に納車開始となったことが奏功した。4月には「理想L7 Air」と6人乗りSUV「理想L8 Air」の納車も始まる。
2位:NIO
蔚来汽車(NIO)の3月の販売台数は、前年同月比3.9%増の1万378台だった。1〜3月の累計販売台数は前年同期比20.5%増の3万1041台となった。同社は23年中に、新たに3車種を発表する予定。うち、中型SUV「ES6」は4月18日に開幕する上海モーターショーで初披露される。
3位:NETA
哪吒汽車(NETA)の3月の販売台数は、前年同月比16.1%減の1万87万台だった。1〜3月の累計販売台数は前年同期比47.25%減の2万6176台となった。同社は3月21日、小型SUV「哪吒V(Neta V)」3600台を広州南沙港からタイに向けて出荷した。1回の輸出で3600台という数値は、中国の新興EVメーカーとしては過去最大。
4位:小鵬汽車
小鵬汽車(XPeng Motors)の3月の販売台数は、前年同月比54.6%減の7002台だった。2月の6010台からはやや増加した。1〜3月の累計販売台数は前年同期比47.34%減の1万8230台となった。同社は3月31日、SUVタイプ「G9」およびクーペタイプ「P7i Max」のユーザーに向け、高度運転支援システム(ADAS)「XNGP」の第1段階の機能を提供した。これらスマートEV2車種のユーザーは、高速道路での運転支援機能「NGP」が深圳と上海の2都市で利用可能となる。また、高精度地図が整備されていない都市でも、信号の識別による停発車、障害物回避、車線変更などの機能が利用できるようになった。
5位:零跑汽車
零跑汽車(Leap Motor)の3月の販売台数は、前年同月比38.6%減の6172台だった。1〜3月の累計販売台数は前年同期比51.3%減の1万509台となった。同社は3月1日、SUVタイプ「C11」のレンジエクステンダー版のほか、セダンタイプ「C01」やコンパクトタイプ「T03」などの23年版を発表した。販売価格は従来よりもさらに引き下げた。C11のレンジエクステンダー版の納車が始まったのに伴い、同社の販売台数は徐々に回復し始めている。
(36Kr Japan 編集部)
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