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アリババグループ傘下の物流企業「菜鳥網絡(Cainiao Network)」が、2024年初めに香港で上場し、20億ドル(約2700億円)を調達する計画だとの報道を受け、菜鳥は「市場の噂に関する言及は差し控える」とコメントした。
菜鳥は13年に設立され、アリババ集団傘下の電子商取引(EC)プラットフォーム「淘宝(タオバオ)」などの物流を引き受けてきた。現在は、居住区向けの宅配サービスやグローバル物流、スマートサプライチェーンなど、多くの事業を手掛けている。
アリババ集団の22年10~12月期決算によると、菜鳥のセグメント間取引を含む売上高は前年同期比17%増の約33億3800万ドル(約4500億円)で、うち72%は外部顧客によるものだった。セグメント間取引を含まない売上高は27%増の約24億ドル(約3200億円)だった。
中国の物流業界ではこのところ、順豊控股(SFホールディング)とJ&Tエクスプレス(極兎速逓)を含む複数の企業が香港上場の可能性を噂されているが、各社とも正式なコメントは出していない。
*2023年5月10日のレート(1ドル=約135円)で計算しています。
アイキャッチ画像は公式サイトより
(36Kr Japan編集部)
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