トヨタ、売上高が過去最高 中国市場「開発の現地化進める」

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トヨタ自動車が10日発表した2023年3月期決算は、売上高が37兆1542億円(前期比18.4%増)と過去最高となった。販売台数を全地域で伸ばしたものの、資材高騰などの影響で、営業利益は9.0%減の2兆7250億円だった。
 
中国事業は、連結子会社の営業利益が為替変動や台数減少などにより962億円減の1945億円となったが、持分法投資損益は原価改善などの努力により3050億元の黒字となり、黒字幅も706億円拡大した。金融セグメント(スワップなど評価損益除く)の営業利益は97億円増の6217億円だった。
 
中国での販売台数は、年初に新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンの遮断や部品供給不足の影響を受けたものの、年央以降は販促活動が奏功して通年で前年並みの194万台となった。うち、電動車は3.0%増の56万台と全体の29%を占めた。宮崎洋一副社長は、HV(ハイブリッド)やPHV(プラグインハイブリッド)も依然支持されており、中国での市場シェアは9%くらいまで伸びていると明らかにした。
 
4月に開かれた上海国際モーターショーに自ら参加した中嶋裕樹副社長は「中国の商品競争力はスピード感がある。中国の顧客にタイムリーに商品を提供するため、開発の現場を中国に置き、現地化を進めていきたい」と表明した。(新華社東京)

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