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中国自動車大手の上海汽車集団(SAICモーター)はこのほど、タイ・チョンブリー県の工業団地内で「SAICモーター‐CP新エネルギー産業パーク」を着工したと発表した。敷地面積は12万平方メートルで、新エネルギー車(NEV)中核部品の現地生産を行う。第1期プロジェクトは年内に完工し、全体の完成は25年の予定。
上海汽車集団は2013年、タイの正大集団(CPグループ)とSAICモーター‐CP(上汽正大汽車)を設立し、「名爵(MG)」ブランドの国際化を加速させ、タイを皮切りに、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向け自動車発展戦略を実施してきた。
上海汽車集団の重要な海外での生産・販売拠点として、SAICモーター‐CPは22年の完成車生産・販売台数が3万2千台、スマートカーや新エネ車などは現地の人気を集めた。MGブランドはタイ乗用車販売台数上位3ブランドに入り、ハイテク、インターネット、若者の代名詞となった。
タイはこのほど、一連の新エネ車産業政策を打ち出し、「地域的な大規模EV(電気自動車)生産拠点」を積極的に建設しており、新エネ車市場が急成長している。SAICモーター‐CPは成長の好機をつかみ、市場ニーズにいち早く対応するため、標準工場施設や物流倉庫、コンテナー置き場、発電設備および道路、照明、排水、駐車場などを含む新エネ工業団地の建設プロジェクトを始動し、すでに複数の川上部門の新エネ中核部品メーカーが入居の意向を示した。
上海汽車集団は22年の海外販売台数が101万7千台に上り、7年連続で中国自動車メーカーのトップを維持した。中国自動車メーカーで年間海外販売台数が100万台の大台を超えたのは初めてだった。(新華社上海)
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