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中国の自動車ブランドは積極展開で海外進出を進め、欧州、米国、日本、韓国の自動車ブランドが100年以上にわたって支配的立場を維持してきた自動車産業を変えようとしている。台湾に拠点を置く市場調査会社「集邦諮詢(TrendForce)」が指摘した。
2023年1~3月の中国の自動車輸出のうち、電気自動車(EV)など新エネルギー車が占める割合は25%を超えた。現時点では依然としてガソリン車の輸出台数が多いものの、今後は新エネ車が海外市場拡大の焦点となるのは間違いない。
TrendForceは、中国の新エネ車ブランドのシェアは、西欧では22年の6%から23年には9%へ、東南アジアでは52%から63%に上昇すると予測する。
中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)によると、23年は世界の新エネ乗用車の需要が高まり、1~4月の販売台数は前年比38%増の354万台に達し、うち中国製が6割を占めた。
比亜迪(BYD)や蔚来汽車(NIO)、吉利汽車(Geely Automobile)傘下のZEEKR(極氪)をはじめ、多くの中国EVブランドがすでに欧州の新エネ車市場に参入している。
(36Kr Japan編集部)
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