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自動運転技術を手掛ける中国のユニコーン企業「Momenta(モメンタ)」が、自動運転向けチップの開発と応用に向け、新たな事業部門を設立したとみられる。
今年5月に解散した中国スマートフォン大手「OPPO(オッポ)」の半導体子会社「哲庫科技(ZEKU)」の元幹部十数人がこのほど、モメンタに入社した。複数の関係者への取材で明らかになった。元最高執行責任者(COO)の李宗霖氏や元GPU(画像処理半導体)担当バイスプレジデント(VP)の賈明軍氏を含む元幹部らの年俸は、200万〜600万元(約4000万〜1億2000万円)に上るという。
モメンタは2016年に設立され、本社を北京市に置く。自動車メーカーやモビリティサービス企業向けに、チップやアルゴリズム、システムなどを含む自動運転ソリューションを提供している。21年11月までに7回の資金調達を実施。トヨタ自動車や上海汽車(SAIC)、独ボッシュなど自動車関連企業のほか、騰訊投資(Tencent Investment)や雲鋒基金(YF Capital)、シンガポールの政府系ファンドであるテマセク・ホールディングスなどの投資機関から出資を受けた。
うち、シリーズCでの調達額は計10億ドル(約1400億円)を超え、21年に中国の自動運転分野で実施された資金調達では最大規模となった。
*2023年7月24日のレート(1元=約19.7円、1ドル=141円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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