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機械学習に基づくレコメンドシステムや広告分析ツール、音声・ビデオ技術などインテリジェンスソリューションを提供する「BytePlus(バイトプラス)」が、日本の求人業界向けにサービスを提供し始めた。
BytePlusは、TikTokなど世界的な大人気アプリで知られるByteDance(バイトダンス)グループの一員で、現在30カ国以上で事業展開しており、2023年7月には日本市場への本格参入を発表した。すでに日本最大級の小説サイトのテラーノベル、ファッションECのBUYMA、カラオケ動画コミュニティのKARASTAなどと業務提携を行っており、日本を最も重要な市場の一つと位置づけている。
先日、求人サービス企業を対象としたプライベートセミナーが都内で開催され、BytePlusは、機械学習や深層学習などのAI技術を活用した強力なレコメンドシステムを通じて、求人業界に新たな未来を切り拓くというという意気込みを示した。バイトダンスは、世界で数億人のユーザーに支持されるプロダクトを展開しているが、その成功の背後には、機械学習による優れたレコメンド機能がある。膨大なユーザー行動の指標を分析し、それぞれのユーザーに合ったコンテンツを薦めることで、圧倒的な支持を得ている。
日本には1兆円規模とも言われる巨大な採用市場がある。個々の企業の差別化が難しく、競争が激しい求人業界において、BytePlusのテクノロジーが変革をもたらすと考えている。今後の求人業界は、「求人を探す」から「求職者に適切な求人案件を提供する」方向へ進化していくとの見方を示している。TikTokの成功事例からもわかるように、ユーザーに最適なコンテンツを提案するアプローチは効果的である。
同社のパーソナライゼーション・ソリューションを導入する企業は成長が加速し、導入後の収益は40%増加するとも述べており、日本での成功例として業界最大級のアルバイト求人サービス・バイトルとの取組みについて紹介した。BytePlusとの協力により、自動かつリアルタイムのレコメンデーションや、徹底した最適化が実現し、収益性が20%増加、コンバージョン率も15%向上したという。
現在の日本では有効求人倍率が高く、企業にとって採用難の時代が続いている。求人企業はデジタル化による変革を求めており、BytePlusのようなテクノロジー企業のAIサービスが求人業界の未来を明るく照らすことが期待される。
(36Kr Japan編集部)
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