日本にも進出のアートトイ「POP MART」、23年1~6月は純利益4割増 海外出店加速で波に乗る

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中国のアートトイブランド「POP MART(泡泡瑪特、ポップマート)」が2023年1~6月期の決算を発表した。売上高は前年同期比19.3%増の28億1400万元(約560億円)で、調整後純利益は42.3%増の5億3500万元(約100億円)となった。純利益は43.3%増の4億7700万元(約95億円)で、22年12月期通期の純利益を上回った。

POP MARTは今回、初めて中国本土以外での業績を明らかにした。香港・マカオ・台湾および海外事業の当期の売上高は前年同期比139.8%増の3億7600万元(約75億円)で、売上高全体に占める割合は前年同期の6.6%から13.4%に上昇した。

同社は20年、韓国のソウル市江南区に初の海外直営店を開業して以降、海外事業の強化を鮮明にしている。22年7月16日には、日本1号店として「POP MART原宿本店」をオープン。23年6月末時点の香港・マカオ・台湾および海外の店舗数は38店舗となった。当期はフランスやマレーシアなどに10店舗を新設した。9月にはタイ1号店を開業する予定で、年内には2号店のオープンも計画しているという。

中国アートトイメーカー、「日本での成功必須」と語る理由

*2023年8月24日のレート(1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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