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民生用ドローン世界最大手の中国企業「DJI(大疆創新科技)」傘下で自動運転ソリューションを手がける「DJI Automotive(大疆車載)」が現在、外部資金の調達を進めていることが分かった。ある投資家によると、同社は2回の資金調達で評価額を15億ドル(約2190億円)とする考えだという。
DJIは2022年4月12日、DJI Automotiveを立ち上げ、スマートドライビング事業に参入。今年初めには、同社がすでにDJI Automotiveを分離・独立させたと報じられていた。
DJI Automotiveは、スマートドライビングシステムおよびその中核部品の開発・製造・販売などを専門に手がけている。現在公表されている事業内容は、レベル2~4の自動運転に対応するソフトウエアとハードウエア、DJI子会社の「Livox Technology(覧沃科技)」製LiDAR、視覚センサー、高精度地図、スマートパーキングなどとなっている。
同社初の量産型スマートドライビングシステム「霊犀智駕系統(Lingxi Intelligent Driving System)」は、上汽通用五菱汽車(SGMW)のサブブランド「宝駿(BAOJUN)」が22年に発売した超小型電気自動車(EV)「KiWi EV」の2023年モデルに搭載されている。同車種の希望小売価格は10万2800元(約205万円)。
*23年8月29日のレート(1ドル=約146円、1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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