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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」が9月7日、2023年4~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比14.8%減の87億7000万元(約1750億円)で、市場予想の92億5400万元(約1850億円)には届かなかった。純損失は119.6%増の60億5580万元(約1210億円)で、市場予想の53億3200万元(約1060億円)を上回った。
車両販売台数は前年同期比6.1%減、前期比24.2%減の2万3500台にとどまり、21年4~6月期以来の低水準となった。
NIOの李斌(ウィリアム・リー)最高経営責任者(CEO)は、23年7~9月期の業績には大きな自信を示している。9月には、クーペスタイルSUV(スポーツ用多目的車)「EC6」の改良版の発売・納車が始まり、第2世代技術プラットフォーム「NT2.0」への移行が完了する。これにともない、販売台数の増加が期待される。9月下旬には、コックピットと連動する同社初のスマートフォンの発売も予定されている。
NIOの業績予想によると、7~9月期の新車納車台数は5万5000~5万7000台、売上高は189億~195億2000万元(約3780億~3900億円)となり、いずれも過去最高を記録する見通しだという。
*2023年8月30日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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