香港証取、ロンドン証取に買収提案 NYとナスダックに次ぐ世界3位に

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香港証券取引所は11日午後、英ロンドン証券取引所(LSE)グループに買収を提案したと発表した。香港証券取引所の李小加CEOはその後の記者発表会で、ロンドン証取との交渉がすでに始まっていることを明らかにした。

総額366億ドル(約3兆9000億円)でロンドン証取の全株式を取得する計画。提示額はロンドン証取の時価総額約249億ポンド(約3兆3000億円)に20%前後上乗せする水準となる。ロンドン証取は8月に金融情報会社リフィニティブを270億ドル(約2兆9000億円)で買収すると発表したばかりだが、香港証取は買収計画の中断を前提条件としている。

国際取引所連合の統計によると、昨年の証券取引所ランキングで、香港証取とロンドン証取はそれぞれ5位と7位だった。今回の買収が完了すれば、時価総額は7兆ドル(約754兆円)を超え、東京証券取引所を抜き、ニューヨーク証券取引所とナスダックに次いで世界3位の規模となる。

香港証取は2012年にロンドン金属取引所(LME)を買収しており、当時から英金融市場における長期的なビジョンがあったことが伺える。一方、ロンドン証取は今年6月、上海証券取引所との相互取引「滬倫通」を開始している。

今回の買収が成功すれば、人民元と中国資本市場の国際化に向けて、より良いインフラサービスが提供されることが見込まれる。

(翻訳:鈴木雪絵)

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