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中国のスマートフォンブランド「Honor(栄耀)」がこのほど、最新機種「HONOR 90」をインドで販売すると発表した。中国企業に対する逆風を恐れず、インドのスマホ市場に復帰を果たした。
Honorのインド事業は、中国スマホブランド「realme」の元最高経営責任者(CEO)、Madhav Sheth氏が引き継いだ。Sheth氏は、インド国内でのスマホ生産に向け、すでに契約メーカー3社と協議を進めていると明らかにした。順調にいけば、2024年1~3月に生産開始となる見通し。Honorは、インドでの運営・販売網を確立するために、すでに40億ルピー(約72億円)を投じたという。
Honorは20年末に中国通信機器大手のファーウェイから独立して以降、まずは中国国内事業の回復に全力を尽くすこととし、インド市場の維持を断念。22年7月には、インド市場から撤退したと報じられた。
Honorはすでに中国スマホ市場で確固たる地位を築いており、今後はグローバル展開の加速を目指す。趙明CEOは23年7月中旬に開いたメディア交流会で、ここ5カ月間の海外出荷・販売台数が22年通年の数字を上回ったとし、「23年はグローバル展開を進め、より多くの市場に参入する」と述べた。
*23年10月9日のレート(1ルピー=約1.79円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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