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中国の重慶市と四川省成都市を結ぶ渝蓉(ゆよう)高速道路の大足サービスエリア(重慶市)でこのほど、電気自動車(EV)用の超急速充電設備が稼働を開始した。同市を走る高速道路で最初に設置された全液冷式超急速充電実証ステーションとなる。
今回稼働した充電器は2基で、1基あたりの最大出力は600キロワット。1秒間で走行距離1キロ分の充電が可能で、コーヒー一杯を飲む時間でフル充電できるという。
重慶市内の高速道路の建設、運営、保守を担う重慶高速公路集団の関係部門責任者は「ステーションは華為数字能源(ファーウェイ・デジタルパワー、ファーウェイのデジタルエネルギー関連子会社)が開発した全液冷式超急速充電ソリューションを採用している。電圧範囲は200~千ボルトで、従来の充電ステーションに比べ出力が数倍向上している」と説明。現在は第1期として超急速充電器2基と急速充電器8基の設置を終えており、休日ピーク時の充電待ちの緩和につながるという。
デジタル化により、充電スタンドの使用頻度や充電量、故障発生状況も管理プラットフォームを通じてリアルタイムで監視できる。ステーションの24時間熱分析や充電量の履歴データ比較などバックグラウンド分析機能も備えている。(新華社重慶)
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