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中国自動車大手の広州汽車集団(GAC Group)傘下の広汽資本(GAC Capital)が、広州開発区投資集団との折半出資で特別基金を設立し、配車サービス最大手の滴滴出行(DiDi Chuxing)の自動運転子会社「滴滴自動駕駛(DiDi Autonomous Driving)」に1億4900万ドル(約220億円)を超えない範囲で出資することが分かった。滴滴自動駕駛は、調達した資金を自動運転技術の開発に充て、自動運転の規模拡大と事業化を加速する。
滴滴出行は今年4月、同社初の無人で走行するコンセプトカーを公開。直後の5月10日には、広州汽車傘下で電気自動車(EV)を含む新エネルギー車(NEV)を手がける「広汽埃安(GAC Aion New Energy Automobile)」と共同で、無人運転のNEV量産に向けたプロジェクト「AIDI計画」を発表した。
広汽埃安と滴滴自動駕駛が合弁会社を設立し、シェアリングモビリティ向けに特定条件下での無人運転が可能なレベル4の自動運転NEVの量産を進め、無人運転によるモビリティエコシステムの構築を加速する計画となっている。
滴滴出行は今年8月末、新興電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」との戦略提携を発表したばかり。滴滴はスマートEV事業の関連資産と開発能力を小鵬汽車に売却する。小鵬汽車は新ブランド「MONA」を立ち上げ、24年には大衆向けのスマートEVを量産し、市場に投入する方針を明らかにしている。
*2023年10月16日のレート(1ドル=約149円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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