VWのソフト子会社、中国スマホ大手vivoと共同ラボ設立 車とスマホの連携に注力

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独フォルクスワーゲン(VW)傘下のソフトウエア開発会社「CARIAD(カリアド)」の中国法人は11月3日、中国スマートフォン大手のvivo(ビボ)と共同ラボ「モバイル・アンド・モビリティ・フージョン・ジョイント・イノベーティブ・ラボ」を設立し、スマートカーとスマートフォンの相互接続で引き続き協業を進めていくと発表した。

両社はすでに、ユーザーデータの統合・共有や、スマホと車載機器のアプリケーションの接続などで協業。スマホを車内の大型ディスプレーや空調などと接続して没入型のゲームコックピット体験を提供する「Gamebase」や、スマホの画面上で車両の状態確認や部分的な制御ができる「Touch&Go」など、一定の成果を収めている。

今回設立された共同ラボは両社の中国現地の人材で構成され、インテリジェントコネクテッドビークル(ICV)関連のソフトウエアとハードウエア、遠隔情報サービスプラットフォームおよびスマートモビリティサービスに焦点を当て、vivoが自社開発した汎用大規模言語モデル「藍心大模型(BlueLM)」のスマートカーへの応用を共同で模索する。

藍心大模型は11月1日に発表されたばかりで、「藍心大模型1B」「藍心大模型7B」「藍心大模型70B」「藍心大模型130B」「藍心大模型175B」の5種類があり、さまざまなニーズとコンピューティング能力に対応する。まずはvivoのスマホのAIアシスタントに実装され、ユーザーとの自然な対話、知識や情報に関する迅速な質疑応答、画像生成などを支援する。

(36Kr Japan編集部)

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