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中国の電子商取引(EC)大手「拼多多(Pinduoduo)」が11月28日、2023年7~9月期決算を発表した。売上高は前年同期比94%増の約688億4000万元(約1兆4500億円)、純利益は47%増の約155億元(約3300億円)と大幅な増収増益となった。
EC大手のアリババグループと京東集団(JDドットコム)も11月中旬、23年7~9月期決算を発表した。アリババの売上高は前年同期比9%増の約2248億元(約4兆7200億円)、京東集団は2%増の約2477億元(約5兆2000億円)だった。
決算発表後、拼多多の株価は急上昇し、11月28日時点の時価総額は約1850億ドル(27兆2000億円)となった。すでに京東集団の3倍を超えており、アリババの1940億ドル(約28兆5000億円)に迫っている。
アリババの創業者・馬雲(ジャック・マー)氏は11月29日、珍しく社内向けメッセージを発表した。拼多多の過去数年間の事業戦略と運営能力を称賛しつつ、「全ての偉大な企業は『冬』を乗り越えて生まれる 」とし、人口知能(AI)時代の新たなECビジネスは始まったばかりで、全ての企業にチャンスと課題をもたらすと強調した。さらに、社員たちが建設的なアイデアや意見をより多く提供することで、アリババが変わっていくと確信していると述べた。
*2023年11月29日のレート(1元=約21円 1ドル=約147円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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