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中国の主な新興電気自動車(EV)メーカーが、2023年11月の販売台数を発表した。理想汽車(Li Auto)は前月に続き4万台超えを達成した。小鵬汽車(XPeng Motors)は2万台超え、零跑汽車(Leap Motor)は1万8000台超えで、いずれも過去最高を記録した。自動車中堅の賽力斯集団(SERES)と華為技術(ファーウェイ)が共同運営するEVブランド「問界(AITO)」は、新型スポーツ用多目的車(SUV)「M7」が好調で、計1万8000台を売り上げた。以下に、ランキング上位各社のデータをまとめた。
1位:理想汽車
理想汽車(Li Auto)の11月の販売台数は、前年同月比172.9%増、前月比で1.5%増の4万1030台で、2カ月連続の4万台超えを達成した。1〜11月の累計販売台数は32万5700台となり、早くも年間目標の30万台を突破した。
2位:小鵬汽車
小鵬汽車(XPeng Motors)の11月の販売台数は、前年同月比245%増、前月比で0.91%増の2万41台だった。新型SUV「G6」が8750台を占めた。独フォルクスワーゲン(VW)との提携も好材料となり、1〜11月の累計販売台数は12万1500台となった。前年の年間販売台数はすでに超えているものの、今年の年間目標20万台の60.75%となっている。
3位:AITO
問界(AITO)の11月の販売台数は、前年同月比127.8%増、前月比で48.24%増の1万8827台だった。うち、9月に発売した新型SUV「M7」が1万5200台を占め、9〜11月の累計販売台数は2万7000台余りとなった。M7の販売予約は累計10万台を突破した。AITOによると、12月は2万3000台を納車できる見込みで、24年1月からは1カ月あたり3万台の納車が可能になる見通しだという。
4位:零跑汽車
零跑汽車(Leap Motor)の11月の販売台数は、前年同月比130%増、前月比で1.68%増の1万8508台で、過去最高を更新した。1〜11月の累計販売台数は12万5500台と、年間目標の20万台の62.77%となっている。
5位:NIO
蔚来汽車(NIO)の11月の販売台数は、前年同月比12.6%増、前月比では0.72%減の1万5959台だった。1〜11月の累計販売台数は前年同期比33.1%増の14万2000台となったが、年間目標24万5000台の58%にとどまっている。
その他
自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)傘下の高級EVブランド「極氪(ZEEKR)」は、10カ月連続で販売台数を伸ばしている。11月の販売台数は前年同月比19.0%増の1万3104台と過去最高を更新した。1〜11月の累計販売台数は10万5200台となった。
以前はトップ5の常連だった「哪吒汽車(NETA)」は、11月の販売台数が前年同月比17.02%減、前月比では3.48%増の1万2506台で、トップ5への返り咲きはかなわなかった。1〜11月の累計販売台数は10万6200台で、年間目標25万台の42.48%にとどまった。
(36Kr Japan 編集部)
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