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中国は自動車の生産・販売台数で14年連続で世界首位となってきたが、2023年の輸出台数が初めて日本を抜いて世界首位となる見通しだ。
日本自動車工業会(JAMA)が23年12月28日に発表した1〜11月の日本の輸出台数は399万台だった。一方、中国汽車工業協会(CAAM)によると、同期間の中国の輸出台数は前年同期比58.4%増の441万2000台に達した。23年の年間輸出台数が日本を上回るのは確実だとみられる。
中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任は、23年12月13日に開催された「2023-2024中国経済年会」で、中国の自動車輸出台数は23年に500万台を超え、過去最高となるとの見通しを明らかにした。複数の権威ある機関も、23年末までに中国が世界最大の自動車輸出国になる可能性が高いと予測している。
中国の自動車輸出で、とくに目覚ましい業績を上げているのが電気自動車(EV)を中心とする新エネルギー自動車(NEV)だ。とはいえ、EV最大手の比亜迪(BYD)でも販売台数全体に占める輸出台数の割合はまだ小さい。同社は現在、40以上の国・地域に輸出先を広げており、今後の輸出台数の増加が期待される。
(36Kr Japan編集部)
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