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中国蓄電システム大手「陽光電源(Sungrow Power Supply)」の水素製造子会社「陽光氫能科技(Sungrow Hydrogen)」がこのほど、シリーズAで6億6000万元(約130億円)を調達した。君聯資本(Legend Capital)が出資を主導し、 高瓴創投(GL Ventures)や招商局創投(China Merchants Venture)、上海臨港氫能基金なども参加した。
陽光氫能は、水素製造装置のPWM(パルス幅変調)制御電源、アルカリ水電解槽、PEM(個体分子膜)型水電解槽のほか、水素の分離精製システムや水素エネルギーのスマート管理システムの開発・製造を手がける。
また、20メガワット(MW)規模の水電解水素製造システムの総合テストプラットフォーム、太陽光など再生可能エネルギーによるフレキシブルな水素製造と蓄電システムの発電実証プラットフォーム、製品開発センター、水素製造材料研究センターに加え、水素製造装置の工場を設けている。
同社は今後、製品の標準化と大量生産を進め、2024年中に生産能力を3ギガワット(GW)まで拡大する計画を明らかにしている。今回の資金調達を機に、フレキシブルな水素製造技術の改良と生産能力の向上を加速して海外展開を本格化し、世界中で水電解水素製造システムの商用利用をリードしていきたい考えだという。
*2024年1月5日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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