東南アジアのEVバイク普及に一役。インドネシアの「Swap Energy」が30億円超調達

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電動(EV)バイクとバッテリー交換サービスを手がけるインドネシアの「Swap Energy」がこのほど、シリーズAで2200万ドル(約32億円)を調達した。啓明創投(Qiming Venture Partners)が出資を主導し、GGVキャピタルと既存株主の活水資本(Ondine Capital)も参加した。

Swap Energyは2021年に設立され、東南アジアの消費者向けにEVバイクブランド「Smoot」とバッテリー交換ステーションの運営などバッテリー事業のブランド「SWAP」を運営している。

創業者のIrwan最高経営責任者(CEO)はインドネシア生まれの華僑で、中国でも10年以上にわたり、電池産業やモバイルバッテリーのレンタル産業に携わってきた。中国全土にバッテリースタンド40万カ所以上を設置するモバイルバッテリーレンタルサービス大手「来電科技(ライデンテック)」の共同創業者でもあり、チャネルを開拓する能力に長けている。

東南アジア各国は現在、バイクの電動化を推進しており、25年までに東南アジアを走るバイクの2割がEVバイクになる見通しだ。中でも、インドネシア政府は30年までにEVバイクを1300万台増やす計画で、補助金政策も打ち出した。

インドネシアで補助金の対象となるEVバイクのブランドは、Swap Energyを含め10ブランドしかない。同社はEVバイクの市場占有率でもバッテリー交換ステーションの数でも業界トップとなっている。

*2024年1月11日のレート(1ドル=約145円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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