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人工知能(AI)を用いた翻訳機を開発する「時空壺(Timekettle)」が、世界最大のテクノロジー見本市「CES 2024」(1月9~12日、米ラスベガス)で、同時通訳機能付きの音声翻訳機「X1」を発表した。同機種の発売は2月を予定している。
X1は、従来の音声翻訳機の課題だった「機械的な音声」を大きく改善した。人工知能(AI)で利用者の声を複製する「ボイスクローン」技術が組み込まれており、使えば使うほどAIの学習が進んで利用者の声に似てくるという。
公式サイトによると、X1はオンラインなら40種類の言語、93種類の方言に対応し、オフラインでも13言語間の通訳・翻訳に対応する。翻訳精度は平均95%に上るという。最大の特長は、最大20人・5言語の会議でも同時通訳・翻訳が可能なことだ。
また、デバイス同士を接触させるだけでミーティングIDを取得できるため、オンラインでもオフラインでもスムーズに会議に参加できるという利点もある。さらに、スマートフォンやパソコンなどと接続すれば、会議などの音声や画像の外国語を認識し、2言語字幕を生成することもできる。
(36Kr Japan編集部)
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