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中国オンライン旅行大手の携程集団(トリップドットコムグループ)傘下のレンタカーサービス「携程租車」はこのほど、「2024年春節(旧正月)レンタカードライブ報告書」を発表した。それによると、春節期間の国内のドライブ旅行を目的とするレンタカー予約数は前年同期のほぼ2倍に増え、19年同期の5倍を超えた。1人当たりのレンタカー関連支出額も前年同期比20%増え、レンタル期間は最長39日間、走行距離は約1万キロ余りだった。海外でのドライブ旅行も人気で、携程租車における海外レンタカー予約数は前年同期の21倍以上となり、レンタル期間は最長49日間に上った。
交通手段の組み合わせが柔軟で手軽になるにつれ、レンタカーを目的地での移動手段として利用する人が増えている。携程が運営するプラットフォームでは住所地以外でのレンタカー予約が全体の93%を占め、航空券を組み合わせた予約が全体の40%を占めた。
レンタカー利用者は依然として「80後」(1980年代生まれ)、「90後」(1990年代生まれ)が中心で、全体に占める割合はそれぞれ49%、30%となった。伸びが最も大きかったのは「00後」(2000年代生まれ)で、伸び率は他の年齢層より80%高かった。「80後」と「90後」ではレジャーと家族旅行がドライブ旅行の主な目的だった。
借り方を見ると、利用者は平均7日前に予約を行っていた。レンタル期間が1~3日間の中短距離利用が52%、4~7日間の遠距離利用が41%を占めた。客単価は20%増の3020元(1元=約21円)。新規顧客の割合は45%に迫り、初めてドライブ旅行を行う利用者がかなりの割合を占めた。
ドライブ旅行の人気の目的地には海口市と三亜市(海南省)、昆明市(雲南省)、成都市(四川省)、広州市(広東省)、大理市(雲南省)、上海市、南寧市(広西チワン族自治区)、深圳市(広東省)、西双版納(シーサンパンナ)ダイ族自治州(雲南省)が名を連ねた。
春節期間は海外旅行でもドライブ旅行の割合が非常に高かった。携程プラットフォームでの海外レンタカー予約数は前年の21倍を超え、メルボルン(オーストラリア)、ドバイ(アラブ首長国連邦、UAE)、クアラルンプール(マレーシア)、ロサンゼルス(米国)、プーケット(タイ)、シドニー(オーストラリア)、バンコク(タイ)、オークランド(ニュージーランド)、アブダビ(UAE)などの都市が人気の高い目的地となった。うち、メルボルンでは春節期間のレンタカー予約数が前年同期比57倍以上に増えたほか、ドバイでも51倍近く、ニュージーランドでは36倍以上になった。(新華社北京)
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